マウナケアで起きていること
今日はオールアバウトハワイ島ナウということで、いま世界中でニュースになっているマウナケアで起きていることを、できるだけフラットにお話ししてみようと思います。
追記(8月1日 6:34現在)しました!
オアフのホノルルでもデモ行進があり、参加者は日増しに増す一方です。
山頂に13基ある望遠鏡に職員は立ち入れず観測は中止になっていますが、緊急時などは反対派の住民もフレキシブルに対応し通行許可が出ており、そこまで殺伐とした状況ではなさそうです。
近くを車で通ってみても、平和的解決を求めるクプナ(ロコにも外国人にも崇拝されている長老)のルールに従い、一触即発のムードではありません。
そもそもここまでの大きな問題になっているのは、やはり聖地として建設に反対していたハワイアンに13期までという取り決めを飲ませた挙句、それを無視した、そしてTMTを作るなら別の古い望遠鏡を廃棄するという取り決めも反故にした強硬姿勢にあったという対応のまずさが長期化の原因になっているのでは、と思います。
「クー・キアイ・マウナ(山を護るために立ち上がれ)」という建設反対のキャッチコピーを元に、ジャック・ジョンソンを筆頭にハワイアンアーティストも続々と支持を表明、そしてレオナルド・ディカプリオ、ジェイソン・モモア(今日8月1日現地入りしているとの噂)などハワイ島の怒りはハリウッドまで飛び火しています。
ドゥエイン・ジョンソンが反対派への支持とサポートのために先週24日に封鎖されている道路までサポートに訪れたときは、ハワイ島が色めき立ちましたし、ジャック・ジョンソンに至っては連日現地を訪れているという報道が出ています。
今朝入った情報によると、非常事態宣言(そもそもは災害や疫病、暴動に出して出されるもの)が解かれたとのこと……!
2021年の9月26日まで建設計画の延期が決定しました!!!!
詳細は下記↓
https://mauinow.com/2019/07/30/governor-ige-rescinds-emergency-proclamation-at-maunakea/
デービッド・イゲ州知事によると希望的観測に基づく延期として、建設の廃止には言及していません。
そんななか、2016年にハワイの代替地として選ばれているスペイン領カナリア諸島も、声明を出しています。
TMT建設の代替候補地に選ばれているスペイン領カナリア諸島では、「中央政府・地方自治体で計画を支援していく(スペイン政府当局)」との声明を出し、建設に意欲を示しているとハワイ・ニュースナウでは報じています。
https://www.hawaii-arukikata.com/news/2019_0801_tmt_update.html
ライバルであった南米チリで着工済みの2基(※)は、すでにTMTより何年も早く完成する予定です。
(※)欧州南天天文台はE-ELT(European Extremely Large Telescope、口径39メートル)、米アリゾナ大学などはGMT(Giant Magellan Telescope、口径24.5メートル)を南米チリに着工済み。TMTより規模も大きく、完成予定も数年早い。ライバルってなんですかね。小難しいことはわかりませんが、ライバル? こちらに科学成果を譲れないTMTに出資している大国五カ国の影が見え隠れしますね。
参考:日本経済新聞、朝日新聞デジタル(文・石倉徹也)
下記は、7/30に書いたものです。
https://ameblo.jp/hawaiinatureschool/entry-12499637355.html
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TMT(Thirty Meter Telescope)建設のため、ハワイ島のマウナケアが封鎖されました。そして先住民ハワイアンの建設抗議活動で、誰もどうなるかわからないのが現状です。
どれくらいの期間封鎖されるのか、一切の情報がないなかで、いろんな噂が飛び交っています。
ここで、概要を簡単に説明すると……。
虹まずはマウナケアについて
最後に噴火したのは約4,500年前という休火山であるマウナケア(マウナ:山、ケア:白い)は、標高4205m。麓からでなく、海洋底にある裾野から測ると山頂まで1万203mとなり、世界一のエベレスト(8848m)を抜いて世界一の高さを誇ります。世界でいちばん宇宙に近いといわれる所以ですね満月キラキラ星
降雨量が少なく山頂の空気が澄んでおり、高山砂漠気候で乾燥しているので「最も観測に適した日」と呼ばれる観測条件が整う日が世界一多い場所といわれています。ということでこのTMTの建設が2009年に決定され、2021年からの稼働を目指して建設が始まろうとしていました。
ところが……。
ハワイの先住民たちにとって、マウナケアは雪の女神ポリアフを筆頭にハワイで崇められている多種多様な神々の宿る聖域です。1980年代にハワイ文化の復興運動(ハワイアン・ルネッサンス)がきっかけで、長年虐げられていた先住民たちの文化への意識改革が行われた結果、マウナケア山頂には祭壇が設けられ、直下のポリハレの丘(プウ・ポリハレ)は聖域として保護されました。
そんな背景も踏まえつつ……、これまでに13基もの天文台が設置されましたが、やはり10年にわたる反対活動があったわけです。
やはり先住民グループとしてはこれ以上数が増えて欲しくない! 我慢の限界!
ということでTMTの建設推進者たちとの間で衝突が起こり、2014年には建設が棚上げになりました。しかし、2017年にハワイ州が再び建設を許可し、去年2018年10月に最高裁がこれを支持したので、少なくとも法的には建設が可能になりました。
そして今回。
今月2019年7月15日には、建設が始まる予定でしたが、もう我慢がならんと先住民たちだけでなく、ハワイ州全土、だけでなく、世界各地から集まった人々が抗議のデモを開始しました。それから現在までにデモの参加者はは2000人以上と増加の一途を辿っており、今日現在も解決の兆しは見えず、対立は深まるばかりです。
これに伴い、マサシのネイチャースクールでも日の出&夕陽ツアーの催行が難しくなってしまいました。というより、マウナケアの山頂での夕陽ツアーも日の出ツアーも、キャンセルのお客さまが相次いでいます。
ハワイ島に身を置かせてもらっている身としては、お互い違う立場のいろんな正義が「正しい、正しくない」など勝ち負けで白黒つけて欲しくないという、日和見主義に終始するしかないのですが…、文明が文化を打ち負かすという過去に起きた対立構造にはなって欲しくないな、とか、なんとか、そんな簡単な二律背反ではないとは思うのですが……複雑な胸中です。
ということでマウナケア本題です!
毎回、マクラが長すぎるのですが……。わたしら、ツアー会社で粛々とやっていくしかないので各々いろんな意見を持ちつつ、どんな逆境でもハワイ島に来てくださるお客さまの最大公約数ハッピーを、ひたすらお届けすることしかできないので、振り絞って尽力をしていくしかないわけで……(南の国から2019)。
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去年はキラウェアの噴火、そして今年はマウナケアの封鎖、いろいろ確かなものはないこの世の中ポイズン(昭和史)。
(ライチの季節がもうすぐ終わりそうなことだけは確かです)
ここまで読んでいただき、感無量です。また詳細わかり次第、ご報告致しますね!
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