イミロア天文学センターでは、天文学とハワイ文化を学ぶことでマウナケアの素晴らしさを認識し、より深く理解することができます。
「イミロア」とは、ハワイ語で「探検者」「探求」という意味です。
ハワイ島にある標高約4,200メートルのマウナケア山の山頂は空気が薄く乾燥しており、晴天率も高いため世界で最も天文観測に適した場所のひとつとして知られています。
イミロア天文学センターの内部は、いくつかのセクションに区切られ、テーマごとに展示されています。サインはすべて英語ですが、展示物などは実際に見たり触ったりすることができる体験型展示となっています。
クムリポシアター
クムリポとは「ハワイ創世記」を意味しており、クムリポシアターではクプナ(年長者)により語られる伝統文化に関する話を聞くことができます。
天文学ゾーン
天文学がテーマのセクションでは天文学的観点から見た生命の起源を体験できます。太陽系の星、天の川や銀河系、宇宙などに関する展示を見ながら学習することができます。
ハワイ伝統的航海術
ハワイ伝統的航海術のセクションにはホクレア号のミニチュアが展示されています。
ホクレア号とは、その昔ポリネシア人が羅針盤などの計測器などを持たずに、太陽、星、風、波、雲、鳥などの自然現象を観察、体感しながら進路を決めるポリネシア独自の海洋術によって、ハワイへ向け何千キロも航海した船です。
イミロア天文学センターでは、ホクレア号が太平洋を航海した航路なども見ることができるようになっています。
球体プラネタリウム&4D2Uシアター
最新のプラネタリウムでは3Dの立体的なショーが楽しめます。国立展望台が開発した4D2Uシアターでは、ハワイ諸島、地球、太陽系、銀河系を旅しながら、様々な天体の起源について、迫力の映像を楽しむことができます。