今年で11回目!マウイの生産者たちが一堂に会するメイド・イン・マウイ・カウンティー・フェスティバル

2024.11.15

今年で11回目を迎えるメイド・イン・マウイ・カウンティー・フェスティバル(Made in Maui County Festival)。11月1日、2日の2日間晴天の中、カフルイ(Kahului)にあるマウイ・アーツ&カルチュラルセンター(Maui Arts & Cultural Center)にて開催されました。

2023年8月に起こった大規模な山火事から1年以上が経った今も、ラハイナタウンは更地の状況でまだまだ再建に時間がかかる中、マウイの生産者が一堂に集まるこのイベントは、そんな悲しみを感じさせないほどポジティブバイブスに溢れ、大変な盛り上がりを見せていました。

マウイ島だけではなく、ラナイ島やモロカイ島から140にも及ぶ出店者が参加したメイド・イン・マウイ・カウンティー・フェスティバルは、フード、アート、工芸品、アパレル、ビューティーアイテム、ホーム&インテリア、教育など様々なカテゴリのユニークな出店者が集まりました。

初日は、VIPチケットを購入したお買い物客オンリーで、ゆったりとお買い物を楽しんでいました。夕方からはステージ前でレセプションが開催され、ケータリングの食事も提供。会場内にはバー(有料)もあるので、食事とお酒を楽しみながらイベントを満喫することができ、特別感たっぷりの時間でした。

2日目は一般入場の日となり、入場料は7ドル(12歳以下は入場無料)。入場時にエコバッグがもらえます。

ブースの他にもメインステージでは、デモンストレーションやライブミュージックなどエンターテイメントも行われ、多くのボランティアに支えられてイベントが行われました。今年のメイド・イン・マウイ・カウンティー・フェスティバルに出店していた素敵なブースをレポートします。

Sabado Studio Gallery

マウイ島のレジェンドアーティスト、フィリップ・サバド(Philip Sabado)氏のブースでは、サバド氏の奥様が積極的に接客していました。日本が大好きなサバド氏のアイテムには、綺麗な植物のアートプリントが施された涼しげな暖簾が!

その他にも、テーブルランナーやランチョンマットなど、アートを家に取り入れやすい商品が充実していました。マウイでは、ワイルク(Wailuku)とワイレア(Wailea)にサバド氏のアートギャラリーがあります。

Rebecca Krannichfeld

マウイ島の自然や海からインスピレーションを受け、アクリル、水彩、レジン、サーフボードフィン、陶器など様々な方法でアートを表現するレベッカ・クラニッチフェルド(Rebecca Krannichfeld)さん。

気になったのは、陶器でできたクリスマスオーナメント。プルメリアのついたソフトクリームや、シェイブアイス、スパムむすびなどハワイ感満載のユニークな作品です。お店やギャラリーではアーティストの限られた作品しか展示されていないことも多く、アーティスト本人が出店する即売イベントではバリエーションに富んだ作品を見ることができるのも魅力の一つ。

ALOHABRITE®

「口に入れるものには、どんな材料を使っているかを知ることが大切」と語る、アロハブライト(ALOHABRITE®)のオーナーで歯科医師ソニア・グプタ(Sonia Gupta)さん。

ナチュラルな原材料と科学を駆使して、歯のホワイトニング用クロスや歯磨き粉、エナメル質を再生させるリペアキットなど、サステナブルなスマイルケアを目指したマウイ・メイドのユニークなオーラルケアグッズです。特許申請中のアイテムもありました。

アメリカではフロスやホワイトニングの入った歯磨き粉など、日々のオーラルケアへの警鐘や重要性を日本よりも強く感じます。種類も豊富です。それでもマウイ製のオーラルケアがあるなんて驚きでした。グプタ先生の歯もピカピカ&ツルツルで、羨ましいくらい輝いていました!

Nui ke ALOHA ma Maui

トラディッショナルなラウハラ編みをモダンなハットに仕立てたヌイ・ケ・アロハ・マ・マウイ(Nui ke ALOHA ma Maui)の作品はどれも芸術品でした。ラウハラハット以外にも、ニイハルシェル、ラウハラのブレスレットやピアスなどハワイアンカルチャーを感じられる素敵な作品が展示販売されていました。

Sail Bags Maui

カイトサーフィン用の帆をアップサイクルさせて作ったバッグやポーチは、限られた資源の中で生活をしているマウイ島の人々のアイディアから生まれたアイテム。もちろん、ゴミを減らすというミッションを掲げています。

カラフルな生地をパッチワークのように縫い合わせて作っているので、ワン・オブ・カインド(1点もの)の楽しさもあります。セーリング用の帆だから、軽くて水にも強いのも嬉しい。

Selwyn Ceramics

セルウィン・セラミックス(Selwyn Ceramics)は、マウイのライフスタイルや自然からインスピレーションを得た陶芸家がハンドメイドで作り出す作品。レインボーカラーのボールや、ビーチと海亀をテーマにした作品など、どれも手間暇かけて作られています。

アートやファッション以外にフードの出店もたくさんありました。ハニー、ジャム、チリオイル、チョコレートなどのスイーツ、ティーやコンブッチャなどのドリンク類など、ハワイの特産品が盛り沢山!お値段もマウイ製なのでそれなりだから、試食や試飲をたっぷりしてから購入できる、またオーナーから商品の説明を直接聞くことができるというのもイベントならではの特典です。

これだけの生産者が集まるのは貴重な体験に間違いなしなので、来年11月にハワイ旅行を予定している人はぜひマウイに足を運んでメイド・イン・マウイ・カウンティー・フェスティバルをチェックしてみてください。土曜日は近くでスワップミートもやっているので一石二鳥ですよ。何よりも出店者の素晴らしい笑顔に元気をたくさんいただきました!

メイド・イン・マウイ・カウンティー・フェスティバル

1 Cameron Way, Kahului, HI 96732, USA
https://www.madeinmauicountyfestival.com
毎年11月上旬

入場料: 7ドル(12歳以下無料)
VIPチケット: 45ドル(12歳以下無料)

マウイ・アーツ & カルチュラル・センター/ Maui Cultural Center

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