ラナイ島では舗装された道は48kmだけ。640km以上が4WDが必要なオフロードです。別名「シップレック・ビーチ」と呼ばれるカイオロヒアは、岩礁の海に難破船の残骸が残されています。カネプウ自然保護区の北にはケアヒアカヴェロ(神々の庭園)があり、ビーチやサーフィンの楽園とは不似合いな月のような景観が広がっています。デコボコ道をさらにドライブすると、約3kmに渡る静かなポリフア・ビーチがあります。
ノース・ラナイ North Lānaʻi(ラナイ島)
2016.03.31-
Spot自然・名所 | ビューポイント ラナイ島 / ラナイシティ
ケアヒアカヴェロ Keahiakawelo
「神々の庭園」としても知られる自然石の庭園
ラナイ・シティから約45分の北西部、「神々の庭園」としても知られるケアヒアカヴェロは、ごつごつしたポリフア・ロードの終点にある自然石の庭園です。ハワイには、ラナイ島とモロカイ島の2人のカフナ(神官)の争いの結果、この荒涼とした景観が生まれたという伝説が残されています。その争いは、2人の神官がそれぞれの島でどちらが長く火を燃やし続けることができるか競い、勝者の島には大きな褒美が与えられるというものでした。ラナイ島のカフナ、カヴェロがケアヒアカヴェロのあらゆる植物を利用して火を燃やし続けたために、この地域が不毛の地になったと言われています。 数世紀にも渡り侵食し形成された石の塔や地層が、夕暮れ時には最高に神秘的な姿を見せてくれます。沈みつつある太陽が暖かいオレンジ色の輝きを岩の上に投げかけ、鮮やかな赤や紫に岩を映し出します。天気のいい日にはモロカイ島やオアフ島を見ることもできます。ポリフア・ロードは舗装されていないので、4WDでのみアクセスできます。石を動かしたり重ねたりすることは、カプ(禁止)されています。
-
Spot自然・名所 | ビーチ ラナイ島 / ノース・ラナイ
カイオロヒア (シップレック ビーチ) Kaiolohia (Ship Shipwreck Beach)
カイオロヒア湾には、1940年代の石油タンカーが残されていて、ビーチには現実離れした不思議な雰囲気が漂っています。シップレック・ビーチからはモロカイ島とマウイ島がよく見え、日光浴や散策にはいいですが、泳ぐのには向いていません。 シップレック・ビーチの看板を過ぎて183mほどトレイルを上ったところには、ククイ岬のペトログリフ(象形文字)があります。赤茶色の巨石が目印です。シップレック・ビーチへは4WDが必要です。砂に車輪を取られないよう十分にご注意ください。ラナイ・シティから30分ほどで道が開けた砂地に着くので、そこに駐車してビーチまで歩きます。詳しくは宿泊先のコンシェルジュにご確認ください。
-
Spot自然・名所 | ビーチ ラナイ島 / ノース・ラナイ
ポリフア ビーチ Polihua Beach
ラナイ・シティから約10㎞離れ、ケアヒアカヴェロ(神々の庭園)から30分ほど行ったところにある人影が少ない穴場スポットです。 約3㎞に伸びるビーチからは、海の向こうにモロカイ島が見えます。アオウミガメ(ホヌ)が頻繁に訪れることで知られ、冬にはザトウクジラを見ることもできます。アオウミガメは絶滅危惧種なので触らないようご注意ください。 ポリフア・ビーチは日光浴にはいいですが、潮流が強くて危険なため、ここでは泳がないでください。ポリフアの長い広々としたビーチには、他に誰もいないということも珍しくありません。4WDでのみアクセスができます。